システムパック株式会社

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HINOMARU

コンテンツ管理/グループウェア支援システム

ホームページ制作運営支援サービスとして「HINOMARU」をリリースをしてから約9年、官公庁、共同組合、個人商店など、数多くのお客様にご利用いただいてきました。
2022年、コンテンツ管理およびグループウェア支援システムとして「HINOMARU2」をリリースしました。
前バージョンの機能を大幅に拡張し、サイト運営者の利便性の向上、サイト制作者の実装効率の向上を実現できます。
また、以下に表す利用用途に導入範囲を拡げ、様々な業務の効率化をサポートします。

主な利用用途

  • ウェブサイトやイントラサイトのコンテンツ管理
  • アプリケーションやミドルウェアの設定管理
  • 社内に散在する台帳の一元管理
  • グループウェアや社内情報共有サイトの運営
  • その他(当社コンサルティングサービスにご相談ください)

for SITE OWNER

これからウェブサイトの運営をご検討中の方へ

ウェブサイトの制作をどこに依頼すれば良いか分からない、ウェブ制作会社から高額な見積が届いてしまったなど、ウェブサイトの立ち上げでお困りでしたら、当社コンサルティングサービスにお問い合わせください。
お客様の業務要件やご要望を詳細にお聞きした上で、当社CMS製品「HINOMARU2」の導入と迅速なサイト構築プラン、公開後のお客様のサイト運営支援プランなど、システム開発会社としての長年の経験を活かし、ウェブ制作会社とは異なる視点で最適解をご提案いたします。

既にウェブサイトを運営されている方へ

ウェブサイトを運営するために複数のシステムやサービスを駆使している、品質の良いアクセスログがないためSEO対策をしたくてもできない、デザインの改修や基幹システムとのデータ連携ができると効率化できるのにウェブ制作会社に対応してもらえないなど、現在運営しているサイトで困っていることはないでしょうか?
「HINOMARU2」を導入することで解決できることがたくさんあります。
ウェブサイトに関するお悩みがあれば、些細なことであっても当社コンサルティングサービスにお問い合わせください。

当社コンサルティングサービスについて

HINOMARU2を導入してのサイト制作、稼働開始後のコンテンツ運営、外部システムとの連携など、ウェブサイトのライフサイクルを総合的に支援いたします。
なお、当社の主要業務はシステム開発となり、ウェブサイトデザインに関しては専門外になりますが、当社が信頼するアライアンス先のウェブ制作会社と提携してコンサルティングを行います。

for WEB DEVELOPER

CMS(Contents Management System)の選定にお悩みではありませんか?
WordPressなどのブログエンジンを利用すると、WYSIWYGでコンテンツ管理がされるために検索機能の元データとして商品情報を活用できない、顧客の要望にマッチするプラグインが見つからない、プラグインのセキュリティ担保が難しい、などの問題を抱えていないでしょうか?

そこで、HINOMARU2をCMSとして導入するのはいかがでしょうか?
HINOMARU2はMVCモデルのCMSとなり、モデルとビューが完全に独立しています。
「モデル」となる公開コンテンツや商品情報は構造化して(複数の入力要素を組み合わせて)定義するため、検索機能などの元データとして柔軟に活用することができます。また、モデルを登録した時点でコンテンツ編集ができるため、デザイン制作と並行してコンテンツ登録やサイトデータの移行を開始できます。
「ビュー」となる公開デザインは、デザイン要素(スタイル、フレーム、レイアウト、テンプレート、リソース)を組み合わせて定義しますが、複数要素の繰り返しやトルツメなどはデザイン要素の設定だけで実装できるので、FORやIFなどのプログラム的な知識は不要です。
その他、制作効率が向上する様々な機能を持ちますが、詳しくは機能概要をご覧ください。

for SYSTEM DEVELOPER

システム開発において、業務画面や処理(業務専用ロジックを実現するもの)に対して、管理画面や設定(システムの設定やマスタデータをメンテナンスするロジック)の開発規模はとても大きなものになります。場合によっては、業務機能の開発規模に対して、管理機能が1.5倍~2倍以上になることも多々あります。
そのような管理機能をスクラッチ開発するとなると、開発プロジェクトのQCDに多大な影響を与え、早急にかつ安価に業務やサービスを開始したい顧客に対して良い提案ができなくなってしまいます。

そこで、管理機能の実装にHINOMARU2を導入するのはいかがでしょうか?
HINOMARU2で登録したシステム設定やマスタ情報などのデータを、WebAPIでリアルタイムに提供する、またはアプリケーションが読み込めるファイル形式(XMLファイル、propertiesファイル、iniファイル、他)で随時提供することで、管理機能をスクラッチ開発する必要がなくなります。
また、システムの仕様変更による設定追加やマスタ管理項目の改修があっても容易に対応できるため、変化の激しいウェブシステムや、アジャイル開発にも最適となり、稼働後の保守性にも優れたシステムを実現できるはずです。

for MANAGER

社内に「台帳」と位置付けられるファイルが散在していませんか?
台帳の管理においては、部署やプロジェクト毎にそれぞれ独自フォーマットで台帳を作成している、台帳ファイルの管理方法がたくさんある、メールで台帳ファイルの会社間で共有をしたところデグレが発生した、最新の台帳ファイルが行方不明になる、などの問題を抱えがちです。
近年は、ファイルの共有やオンライン編集ができるクラウドサービスも増えてきていますが、高額なライセンス料を支払う代わりに、HINOMARUを導入して台帳を一元管理する方法はいかがでしょうか。

OVERVIEW

マルチサイト管理

HINOMARUは、コンテンツのデータ構造(モデル)、コンテンツの出力様式(デザイン)、コンテンツデータを、サイトと呼ばれる単位で管理します。サイトは複数登録することができ、以下の種類があります。
①サービスサイト (外部にコンテンツを公開するサイト)
②モデルサイト (他のサイトにモデルを提供するサイト)
③デザインサイト (他のサイトにデザインを提供するサイト)
④認証サイト (IDプロバイダによって認証ユーザを提供するサイト)

モデル定義

コンテンツのデータモデルを定義します。
各コンテンツ(オブジェクト)は以下の要素で構成され、シンプルなものから複雑なものまで、様々なコンテンツも柔軟に定義できます。
①標準フィールド (コード、ラベル、カテゴリー、期間、日付、スタッフ、親および上位オブジェクト)
②カスタムフィールド (文字列、整数、実数、真偽、日付、時刻、タイムスタンプ、リンク先、添付ファイル、画像、オブジェクト、オブジェクト参照、リソース参照、スタッフ)
③メタ情報 (ID、有効状態、編集状態、登録時刻、登録スタッフ、更新時刻、更新スタッフ)

カスタムフィールドは、以下の特長があります。
・ 入力方法の指定 (テキスト、テキストエリア、プルダウン、ラジオボタン、チェックボックス、QRコード、他)
・ 入力変換の指定 (文字種変換、空白トリム、画像サイズ変換、画像フォーマット変換、他)
・ 入力規則の指定 (必須、文字数、文字種、正規表現、最大値、最小値、画像サイズ、他)
・ 選択肢の指定 (リスト、参照式、オブジェクト参照、スタッフ、他)
・ 自動計算式の指定 (フィールド参照、カスタム属性参照)
・ カスタム属性の追加 (要素ごとに複数の子属性を管理する)
・ 配列の管理 (繰り返し要素にして複数の値を管理する)
・ 連想配列の管理 (繰り返し要素ごとにユニークなコードを付加する)
・ 編集状態の管理 (新規、編集中、編集完了、確定、他)

オブジェクトごとに、以下を設定できます。
・ 文字列表記 (標準、タイトル、見出し、概要、他)
・ ステータスの定義 (状態、ライフサイクル)

汎用エディタ

コンテンツを編集します。汎用エディタは、以下の特長があります。
・ ドリルダウン抽出 (親オブジェクト、日付、スタッフ)
・ オブジェクトの検索(キーワード、状態、ソート順)
・ オブジェクトの一覧表示 (単純リスト、詳細リスト)
・ オブジェクトの表形式表示 (単純表、行列集計)
・ オブジェクトの詳細表示
・ オブジェクトの登録、編集、削除
・ リソースファイルのアップロード
・ ライフサイクル別のフィールド編集制限
・ スタッフ本人以外の表示および編集制限

外部データ参照

HINOMARU外部のシステムで管理されているデータを参照します。
① テキストデータ(CSV、TSV、XML、JSON、他)
② RSSデータ(RSS 1.0、RSS 2.0、Atom、他)
③ メールボックス(IMAP、POP3)
④ RDB(PostgreSQL、MySQL/MariaDB、Oracle、他)
⑤ SalesForce(標準オブジェクト、カスタムオブジェクト)
⑥ Firebase(Firestore Database、Realtime Database)

※一度参照したデータのキャッシュ制御が可能です
※④⑤⑥は汎用エディタでメンテナンス(登録、更新、削除)可能です

デザイン定義

以下の要素で、コンテンツの出力様式を定義します。
① スタイル(オブジェクト専用の出力様式、汎用の出力様式)
② フレーム(出力パーツの枠組み)
③ レイアウト(ページ全体の枠組み)
④ テンプレート(文字/改行コード変換、ファイル名、キャッシュ制御、HTTP圧縮)
⑤ サイトリソース(静的ファイル、JavaScript、CSS、画像、フォント、他)

※①②③は専用のデザインエディタで、タグ階層やCSS設定を編集します

コンテンツ変換

デザイン定義で生成したXMLデータから、以下のフォーマットに変換できます。
① PDFファイル
② QRコード画像
③ パターン画像

サイト公開

サイト公開して、コンテンツ提供を開始します。
同時に、詳細なアクセスログの収集が開始されます。

コンテンツ転送

ファイル転送して、サイトリソースや静的ファイルをウェブサーバのドキュメントルート配下に転送します。
問い合わせフォームなど、動的に処理させたいコンテンツを混在させることも可能です。

※ 転送先を特定のアプリケーションが参照するディレクトリに設定すれば、アプリケーションの設定ファイルやマスタデータファイルなどに連携できます
※ 複数の転送先に同時転送すれば、冗長化された複数のサーバのファイル管理ができます

アクセスログ集計

公開されたコンテンツのアクセスログを集計(年、月、日、時間帯、曜日、ページなどの集計軸別のアクセス数)し、ユーザ別の訪問回数、画面遷移順などの閲覧ができます。

サービスと認証認可

サービスによって、以下からユーザ認証方式を決定し、複数サイトの認可をまとめて定義します。
① サイト認証 (認証サイトのIDプロバイダによる認証)
② メールアドレス認証 (メールアドレスごとのパスワード認証)
③ OAuth 2.0 (GoogleやYahoo!など、外部サービスによる認証)
④ SAML 2.0 (AdureADや社内のIDプロバイダによる認証)
⑤ HTTP認証 (Basic認証、Digest認証)

※SAML認証にはウェブサーバ環境に特別な設定が必要になります

その他

・ WebDAVによるリソース編集(エクスプローラ連携)

REQUIREMENTS

ウェブサーバ

OS:Apache2.4が動作する、Linux系またはWndows系のOS
CPU:2コア(利用状況による)
メモリ:4GB程度(利用状況による)
ディスク容量:100GB程度(管理コンテンツ量による)

ウェブサービス

Apache2.4(Linux版、Windows版)
PHP5.4以上(Apache ハンドラを推奨、CGIの場合は一部機能制約が生じます)

PHPモジュール

以下の必須モジュールが利用可能なこと。
・マルチバイト文字列(mbstring)
・OpenSSL(openssl)
・SQLite3(sqlite3)
・GD(gd)
・Exif(exif)